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zoom RSS 【映画】ハリーポッターとアズカバンの囚人

<<   作成日時 : 2004/09/09 23:01   >>

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8/21 「ハリーポッターとアズカバンの囚人」鑑賞@新宿ジョイシネマ。

ハリーポッターそのものについてはもう日本いや世界中のいろんなところで語りつくされているであろうからもう余分なことは書かない。
今回は敢えて映画マニア的視点から見た今回の「アズカバンの囚人」について書いてみたいと思う。

今回は前作までの(Mrホームアローン)クリス・コロンバスは監督から製作のみとなり、「大いなる遺産」「天国の口終わりの楽園」のアルフォンソ・キュアロンが監督をしたことが映画としての要素としては非常に大きく変化を見せたと感じた。
いわゆるファミリー層で楽しめるファンタジームービーとしてのフォーマットをクリスが作っていたのに対して、ハリーたちの成長の中に見えてくる影としての要素を上手く映画として取り込みよりアダルトなファンタジームービーとして、いや作家性を上手くとりこんだ映画として仕上げている。
前作まではエンターテイメント大作としては十分楽しめる作りになっていたもののイマイチ入りきれない感が強かったのも確かなのだが、今回は一映画作品として楽しめたのは間違いない。
そういう観点からすると”ハリーポッターというファンタジー世界の構築”という部分では失敗作になっているのかもしれない。
ハリーポッターシリーズとしてではなく、一映画として楽しめたのである。
アルフォンソ・キュアロンのダークな色彩の質感が自分の感性にぴたっときたんであろう。

オープニング、毎度意地悪な伯父のダーズリー家でのリビングのシーン。いきなり手持ちのカメラに質感の粗い映像でハリーの背後からダーズリー家のリビングを見せていく。毎回おなじみのダーズリー家のシーンだが、このハリウッド(イギリスですが)大作的アプローチとはまったく違うリビングのそしてハリーの切り取り方で”やるねえ”とうなずいてしまった。
後はもうこのこだわりの映像世界にぐぐっとひきこまれ、ディメンターの漂う幽閉感や意味深なシリウス・ブラックらの話へとのめりこんでいました。

確かにストーリーとしてその意味深なフリも、そうくるかという展開を見せるのではあるんだが、その展開を今度は時間軸をずらしたカットバック手法を用いて見せていく。
正にこれぞ映像で一番効果のある表現を使ってトリッキーに見せる。古くは「羅生門」や最近では「ジャッキー・ブラウン」でも使われている時間軸再構成を効果的に利用。
この再構成手法により”ミステリー”としての要素を上手く観客に提示していた。
このあたりの映像世界としてのこだわりも非常に強く感じられ、上手いねえとうなずいてしまったわけである。

そしてその中に見せるハリーたちの成長・これからの展開への不安と希望なども旨く”成長の過渡期”としても表現していると思う。
ということでここまで書いていくとハリポタ論ではなく、エセ映画論的展開をしているのが呼んでいる皆さんもうすうす感ずいてきたところであろうが、きずいたあたりで語るのはこれくらいとして終幕。

で評価★★★★(4.5くらいあげます。個人的には映画として傑作と思えたので。。)

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ハリーポッターとアズカバンの囚人
ハリーポッターとアズカバンの囚人のDVD予約が始まりました。 ハリーポッターシリーズは原作本・DVDとも今のところ揃えてしまっているので、今回も買うつもりです。主演のダニエル・ラドクリフくんはじめ役者さんが少しずつ成長していく姿も見ていて楽しいです。成長期の役 ...続きを見る
題未定草
2004/11/01 09:38

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