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zoom RSS 【映画】東京国際ファンタスティック映画祭「デジタルショートアワード600秒”泣き”」

<<   作成日時 : 2004/10/19 01:23   >>

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10/16 東京国際ファンタスティック映画祭「デジタルショートアワード600秒”泣き”」鑑賞@新宿ミラノ座。

東京ファンタの一般公募の600秒(10分)作品のコンペを鑑賞。
この日のテーマは泣き。
100数本の一般公募作から選ばれた中の5本を上映。そして観客が投票した中でグランプリが選ばれるということで俄か審査員気分で鑑賞したわけです。
一般公開の可能性は低いので簡単なあらすじと評価を。

「窓女」
冴えないサラリーマンが、毎日通る窓辺にたたずむ謎の女に恋をする。彼女は実は風俗嬢で、彼の熱意は彼女を仕事から手を洗うことに向くのだが。
話としてやりたいことはわかる。しかしとにかく稚拙な感あり。
ラスト彼女の部屋に戻るサラリーマン、そこへ彼女は飛び降り自殺をする。階下の道路で彼女を身を挺して助けるサラリーマン。特殊メイクばりばりの怪我の中、決心の告白をする二人。
・・・でもあきらかに2〜3階にしかみえないアパートじゃああんな怪我しないっす。。
というように見えてしまうのはいかがなものか?
薄幸の美少女風ヒロインも演出もなんだか古臭いし、脚本も無駄多いなあ。10分なんだからもっとコンパクトにできるだろうし、いわゆる説明セリフっていらないんではないか。
などと思って評価★

「洗ったのに臭い」
おやじ狩りにあうサラリーマンとそれを助けたホームレス。サラリーマンは自然とホームレスと一緒に彼の世界で暮らす。そしてサラリーマンを待つ彼女。彼女の存在を知り、サラリーマンとの生活をあきらめ彼を彼女のいる元に帰すホームレス。彼女との感動の再会・・のはずが”洗ったのに臭い”というコミカルで悲しいエンディング。
これって”泣き”かい?”笑い”でしょう?でもホームレスも泣いてるし、彼女が臭さで倒れてしまったサラリーマンも悲しくて泣きかあ・・やっぱ”泣き”かなあ。
ということで単純にアイデア一発ネタではあるがいわゆるバディムービーとして成立してる時点でかなりおかしい作品でした。
なので評価★★★

「オンナはハラでカンガエル」
美容師の母親と暮らす主人公の男。彼は部屋で胎児のように臍帯で結ばれながら神の声を母の声を聞きながら暮らす。
いわゆるアバンギャルド系作品。
クローネンバーグの粘質世界と初期リンチと塚本晋也のアバンギャルド世界があきらかに好きなんだろうなあという作品だった。
オロジナリティという面では低い感じがすれど、他の作品にない挑戦は大いに見られそういう観点では評価すべきかなあと思う。ただ個人的な好みの世界ではないのだが。
で評価★★★

「女は風林火山 」
失恋し傷つき帰省するOLが田舎で会ったのは、幼馴染で少し頭の弱い徳ちゃん。徳ちゃんと田舎にいろんな大きなものを見るうち、徳ちゃんの大きさに気づき恋をする主人公。だが徳ちゃんには奥さんがいてまたもや失恋。
監督の田舎の大きなものを中心に喜劇を作りたかったということだが、これまたどうも今ひとつインパクトが足りず。というか喜劇の割には笑えない。
もっと田舎というロケーションを描きたければ、無理に今っぽい風景が写りこんだ大きなもののシーンが違和感あったのは間違いなし。
ロケーションから見たらもっと叙情的なほうが好みっす。
で評価★★

「ハナガサイタラ」
花屋で働く主人公三咲。優しい彼との毎日だが、いつしか別れがくる。彼からの最後の言葉が、彼女をまた花を咲かせる仕事への意欲をわかせていた。
唯一の情緒的作品。ストーリー的にも映像的にも一番好きな作品だった。
しかしせっかくの主人公の三咲がどーも下手。もうちっと演技できる人いたろうに・・という点が悔やまれる。もうちっと上手い俳優がやってれば作品もよくなるのになあ・・という所感。
で評価★★★
今回の個人的選出ではこれを選びました。

ちなみに”泣き”部門のグランプリは「オンナはハラでカンガエル」
確かに東京ファンタ的セレクトだったらこれでしょう。
でも全体的なレベルから見ると、ゆうばりファンタのオフシアターコンペの方が俄然上だなあと思ってしまったのはいかがなものか。
まあ今回3回目ということで、これからのこの企画の作品向上を願う一にわか審査員でございました。

ちなみに招待作品で「直線の迷路」も拝見。
強姦に襲われ殺された恋人を救うため時空を超えるワームホール式タイムマシンを開発した研究者を主人公に、未来からの殺し屋・友人伊崎などを交え時間の操作が始まる。
サイバーSF的世界をタイムマシンのある開発工場の中のみで展開。場所というカセと、時間時空展開のストーリーを上手く混ぜ仕上げていた。
ウェルメイドなCG含めなかなか上手いなとは思わせたが、あえて一つ言いたいのは友人伊崎の設定。
ボーイッシュな女優がなんだか無理無理な男言葉で男役伊崎を演ずるというこの設定はいかがなものか。
このボーイッシュな女優=男役という演出がもはや時代錯誤な感あり。必然性が見られないし、このセンスこそ東京ファンタ的センスということで一般感性とはずれてるなあというのは率直な感想。
全体的には悪くないだけに、こういう世界観は・・・なわけです。
ということでこちらは評価★★★(及第点って感じでした。)

と偉そうに書きましたがこの企画自体はとても好きなのでこれからもぜひぜひ続けてほしいし、いろんな作品を見てみたいわけです。本当の意味でいろんな作品を。。

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