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zoom RSS 【映画】理由

<<   作成日時 : 2005/02/01 01:07   >>

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1/29 「理由」鑑賞@新宿武蔵野館。

宮部みゆきのミステリーを尾道三部作の大林宣彦が監督する作品。
元々はWOWOWの企画モノだったらしいですね。好評のため映画館上映というスタイル。

作品としては2時間40分前後の長丁場ではあるが、一気に見れ楽しめた。
下町荒川にそびえる高層マンションで起きた一家惨殺事件。この事件をとりまく関係者たちの証言
のみで構成した意欲作。

やはり原作の力強さが印象的。その圧倒的な原作の面白みがこの作品の柱である。
現代に転がる病巣的な部分を比較的からっと提示する。
家族のありかた・孤独・ディスコミニケーションなどバブル崩壊後の日本にあちこちに転がる素材をモチーフに一級のミステリーとして仕上げる原作の面白さを満喫できる。

また大林監督の証言劇としての意欲的なチャレンジはおもしろい。
有名俳優・タレント陣らのノーメイクの役者たちが、取材カメラに語りかけその中にするりと再現を交ぜる疑似ドキュメントな手法。
心象風景なのか場面で赤や青に様々に変わる映像色。
全編で実験色濃いのである。

しかしどうも以前から大林演出には古さを感じる。
熱狂的な大林ファンには申し訳ないのだが、何か残る古さがいつもひっかかる。
今回はどうにもドキュメントにはならない演出。擬似ドキュメントの体なのだとは思うが、いわゆる作り物の世界として見えてしまう。意図的か。
また劇中に転がる小ネタの笑い、必要あるのかなあ?
そしてやはりどうだろうと??が重なってしまったのが、ラストのクライマックスのCGにエンディングの歌。いらないなああのCGもあの歌も。
だって”さーつじんじけんがむすぶーきずなー”の連呼だし。笑ってしまう。
ラストもファンタジー好きな大林監督らしいが、あれではこの原作にある現代への問題提起にはならないんではないか。
作り物らしさを強くすることによって、それは単なる物語どころか絵空事になってしまうんではないか。
というか考えすぎか自分が。もっとシンプルに楽しむべきなのか。
論客求む。

ということで評価★★★(原作は満点。映画全般としては4くらい。しかし肝心のラストで3.5に下がったかなあ。残念。)

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