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zoom RSS 東京国際映画祭『キャッチボール屋』

<<   作成日時 : 2005/10/25 23:45   >>

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10/23 東京国際4本目の日本映画・ある視点部門「キャッチボール屋」鑑賞@VTC。
本当に良質な日本映画の1本であることに間違いない、この作品は。大好きです。昨年の「帰郷」に続きほんとに配給のビターズエンドは素晴らしい作品を選び続けていると思う。
CGやアクション満載の大作なんかじゃなく、かといって一人よがりの作家主義でもなく、本当に映画の好きな人たちが本当に映画の好きな人たちに送るウェルメイドな傑作。いいですよ、この映画。

取り壊し間際の公園でリストラされた主人公が、ひょんなきっかけで10分100円のキャッチボール屋を始める。公園に来る人・公園に居る人・そしてキャッチボールをする人・いろんな人たちのささやかなドラマをほんわかと見せていく大人のためのドラマ。

大人になることというのはいろんな経験を嫌でも積んでいくこと。しかしその中で置いてきてしまったもの・忘れてしまったもの・忘れたくないものが誰にもある。その置いてきた忘れものを少し思い出す大人たちの姿を春の晴れた公園というロケーションで見せられた。
そこにあるのは、ノスタルジーなんかではなく大人であるからこその半歩前進する気持ち。
ラストの公園最終日の男たちのセリフの中に、思い出した何かを見つけた気がします。

この公園にいる人たちは決して特別なんかではなく、今身の回りにいる自分も含めた普通の人々。でもそれぞれに想いが、そして置いてきたものがある。
その置いてきたものをきちんとたてたキャラの中でいわゆる邦画界の名脇役たちが体現。
大森南朋の主人公ももちろんのこと、脇を固めるキタキマユの切ない存在感・寺島進の不敵なたたずまい・松重豊の存在感・庵野秀明の浮遊感などサブキャラ含めたキャラだてもすばらしい。
傑作だったのは光石研のへっぽこキャッチボールには笑いました。

大人計画の星野源のSAKEROCKのアコースティックな音楽も大人たちののんびりとした、でも取り返すことのできないような公園のゆったりした時間を効果的に彩っていてよかったですねえ。

そして監督の大崎章氏は北野武・篠原哲夫・諏訪敦彦・庵野秀明など錚々たる監督たちの助監督で学んだ技術を敢えてアート嗜好や作家性に閉じることなく、ゆったりとしてほのぼのとした大人の映画に仕上げたところも感心。
映画としては地味だし、集客力も弱いかもしれない。でも自分も含めた良心的な映画ファンはこの映画を支持して応援します!!

なので評価★★★★★(ゆったりと見てください。)

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