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zoom RSS 【映画】ナイロビの蜂

<<   作成日時 : 2006/05/14 02:48   >>

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5/13「ナイロビの蜂」鑑賞@MOVIX。
とにかく圧倒され興奮して感動している。この素晴らしい映画に出会えたことを。。間違うことなく大傑作と誉めたい!そしてフェルナンド・メイレレスというまだ2作目の新人監督の素晴らしく力のある才能が世界に大きくアピールされた一本であると。

先のアカデミー賞でもレイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞した作品ということやメイレレス監督の前作『シティ・オブ・ゴッド』も東京国際で見た経緯もあり多少の予備知識ありの状態ではあったが、そんなものはどこかに飛んで力強い作品世界に熱中したのである。

どこに?という言葉を用意するならばまずはジャンル映画として。
その作品の根底にある夫婦の愛情を丹誠を尽くした美しい物語として描く軸の太さ。(恋愛映画として)
そして時間軸を巧妙にずらして展開していく中でミステリーとしての要素を強く観客に意識させるサスペンスフルな展開。(サスペンス映画として)
前作でも強く主張をしていたアフリカの厳しい現状をドラマの中のことではなく、ドキュメントとして辛い事実を見せていく説得力。
最後にその現実の中にある不正や不公平・必要悪としての倫理・社会の表と裏・世界の救いようもない在り方などそれら世界への痛烈な批判。(ドキュメント映画として)
これら複数のジャンルとしての要素を一つの作品として昇華させていることの素晴らしさに圧倒された。

この要素をただ上手いだけでなく、批判としては痛烈に印象を残し、ドラマとして深く心に残る形で感動をさせる。素晴らしい。
どうしようもない世界のあり方に憤り、主人公が妻の痕跡を追い続ける姿に目を奪われ、彼が最後に行き着く地の崇高さと深い愛情に涙したのである。

この作品の素晴らしさを伝えるにはやはり言葉など不要のように思うが、敢えてアピールしておきたい。
映像面。アフリカでは粒子の荒い映像とそれに合わせた早いカット割と赤系原色豊かな色使いでまるでその場の空気をも演出するかのような濃密な時間を作りこみ、フランスなど都会的名場所では青を中心として湿度の高い映像で場面を作る。それに凝りまくった画面構成をさりげなく入れることにより、主要人物のみでなく周りの人物や風景までもこの濃厚な映画世界を彩る巧みさを発揮。
音楽面。民俗音楽系を中心とした音楽はその映像を更に力強くする。
そして物語面。前述のジャンルの垣根を越えていく力強く切ない物語の素晴らしさ。ただ一つの愛情の切ない行き先はもはや崇高・いやこれがホンモノの愛情そのものだとしかいいようのないエンディングを迎える。
そして役者面。主人公ジャスティンの静かで強い思いを端正に演じたレイフ・ファインズの後半の強さに惹かれ、その妻テッサを演じるレイチェル・ワイズの革命家としての強さとそれに比例するくらいの愛情の強さを感じさせる瞳に惹かれた。

アカデミーでは助演女優賞のみなれど、この作品こそ作品賞・監督賞を取るべきように感じた。全てを強い物語として一つにまとめ昇華させた作品として。。

んー、言葉が多いなあ。とにかく一人でも多くの人たちに見てほしい映画になったのである。
なので当然評価★★★★★(文句無く満点です。)必見!!!

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