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【映画】東京国際映画祭『遠い道のり』

2007/10/23 09:17
07/10/20 東京国際映画祭 アジアの風『遠い道のり』鑑賞@TOHOシネマズ。
続いて3本目は韓国映画。映画とは総合芸術であると言われる。映像や音や物語などを使い総合的に表現するものである。その中でこの映画は、正に”音”の映画であった。
波が打ち寄せる・風がそよぐ・森の木々がざわめく・歌をうたう・・様々な音がこの映画では散りばめられ、主人公たちと共に自分が旅をする。。

音に導かれるように旅を続ける主人公3人。別れた彼女を忘れられない映写技師の若い男・不倫に疲れるOLの若い女・自分を無くしているような精神科医師の中年男。この3人が向かう約束の地、自分探しの物語。
それぞれが抱える行き場のない思いと孤独、旅の中でその気持ちの元は他者を求め続ける思い。しかし、旅は・・そしてその旅する場所は、自分自身を見つめるという行為に変わっていく。

圧倒的な美しさを見せるラストシーンで出会う若い二人が、彼らのこの先を象徴的にとらえる。美しかった。。そしてカットアウトし流されるタイトルテロップ。そうか”遠い道のり”か、と頷きながらとても心に残る映画となりました。

敢えて難を言えば、主人公を3人とすることはどうだろうか?医師の物語は本当に必要だったのか・・3人にしたことで物語が拡散しているんじゃないかな・・というような気がしたのです。
と思ったら上映後のティーチインでリン・チンチェ監督でてきたら、もうしゃべるしゃべる。通訳の間も与えないほどしゃべりまくる・・あーこの監督って削るんじゃなくて、盛ることが好きなんだなと。だから作品にもその盛る要素が見られるんだなと、不思議に納得した次第です。
個人的には削るシンプルの方が好きです。

映画としては音と旅する美しいロードムービーでしたので、評価4.6。
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【映画】東京国際映画祭『ファラフェル』

2007/10/23 08:44
07/10/20 東京国際映画祭 アジアの風『ファラフェル』鑑賞@TOHOシネマズ六本木。
東京国際2本目はプログラミングディレクターも変わったアジアの風より、遠き地レバノンの作品を鑑賞。
ファラフェルとは豆を揚げたスナック。主人公の若者が、ファラフェルを売る店主から言われる”たった一つのファラフェル=飛びたつものになれ”のエピソードをキーワードに、ある一夜の出来事を描く。
レバノンという場所の特異性に閉じない普遍性のある社会ドラマであり、青春ドラマでございます。いいですねえ。

レバノンという場所にある内戦のしこりや、今まだそこにある闇の部分。バイクで疾走する主人公が、ある夜の出来事の中で選択する自分の生き方。
本当に飛び立つことの意味を、とても優しい視点で決着させるその手腕に納得しました。

背景や理由ではなく、必ずどこにもある社会の、そして個人の闇。その闇に巻き込まれるのも、離れるのも自分の決断。そして絶対的に必要な家族や友人や愛情。。なんてことを強く意識させられたわけです。

ラスト間際のファラフェルに関する寓話的な出来事は、「マグノリア」を思い出しました。余談。

評価は4.5。佳作でございます。

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【映画】東京国際映画祭『ある一日』

2007/10/21 09:45
07/10/20東京国際映画祭 ワールドシネマ『ある一日』鑑賞@TOHOシネマズ六本木。
今年の東京国際一本目で、新設部門のワールドシネマの一本目。この部門、他の映画祭で受賞済みの作品でコンペ対象にならない良作を中心にセレクトっちゅうことですね。
スイス=フランスの合作なれど、全体的なタッチとしては非常にフランス映画らしい演出スタイル・会話・シニカルな視点の映画でございました。
父・母・息子・父の不倫相手のそれぞれの視点から、”ある一日”を描いていく。それぞれの視点を少しずつ時間軸を交差させながら見せていく。
この時間軸交差の中でそれぞれの見えかたや感情の違いを浮き彫りにする手法は、非常に好み。またその描き方も、家族を中心に愛情でつながっているはずなのだが、それぞれ孤独や寂しさや愛情への渇望を抱えている。アンチホームドラマとしての真実の家族像としても、世界観としてリアルであるとも思えたわけです。
作品全体の感触としては、リアルであるはずの世界なのだが、客観的で淡々と描く手法はまるで白昼夢。劇中で母親が見る白昼夢のような展開が、徹底的なリアルではなく夢のような浮遊感も感じる映画でございました。
家族の愛情の崩壊とその先、現代的なテーマ、時間軸の演出スタイルと個人的には好みの一本。
ということで極私的な評価は4.5点。佳作でございました。満足。
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【映画】第20回東京国際映画祭

2007/10/21 09:28
久々のBLOG書き込み。そして、昨日より第20回の東京国際映画祭開催。
第20回のアニバーサリーイヤーと言えども、特別招待作品とかのラインナップ見ると
・毎回通りであんまりアニバーサリーじゃないよなあ
・翌週公開になる作品を特別招待って言うなよ
・審査員だって、直前まで決まらないってどれだけ権威無いんだよなあ
・・・と、まあいろいろあるんだけれども、やっぱり新しい映画との出会いを求めて通うのですなあ。
がんばれ。東京国際映画祭。
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40's SubCulture Blog 2007年10月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
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