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zoom RSS 【映画】約三十の嘘

<<   作成日時 : 2005/01/31 23:32   >>

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1/22 「約三十の嘘」鑑賞@シネクイント。

この映画の監督、大谷健太郎氏は自分の中では”日本のウディアレン”と呼んでいる。
軽妙な会話を物語の中心に置き、奇をてらうのではなく会話の中での登場人物たちの動きを
非常にテンポ良く展開させる。
そしてラストにはぽっと炎をともすようなせつなさを残す。
うん、よい。面白い。日本映画の良心と言いたい。

ある事件からバラバラになった詐欺師チームが、3年ぶりに集まる。無事新しい犯罪を成功
させた詐欺師たちの行き帰りの列車の中だけの物語。
詐欺の報酬が入ったカバンの行方と、詐欺師たちの想いの行方。
物語だけ聞いたらいわゆる知的なクライムムービーと思い勝ちだが、やはり大谷印。
後半に向かうに従って、まったく違う方向性に持っていく。
非常に心地よく切ない人間ドラマ・・いや恋愛映画に仕上げる。
柔らかく切ない気持ちに揺れるエンディング。いいです。

椎名桔平・中谷美紀・妻夫木聡らを中心に豪華な役者陣を存分に楽しめるわけですが、やはり中谷美紀の上手さが抜きん出て抜群。
特にラスト、志方(椎名)に宝田(中谷)が想いのたけを吐き出すシーンの切なさは泣きそうになった。
またそれに続く今井(伴杏里)の一人たたずむタクシーのシーンへのつなぎなどもセンス良し。

センスの良さは脚本・演出のみならず、レトロ感あるオープニングタイトルやクレイジー・ケン・バンド
の音楽も絶妙。
音楽に関しては比較的下世話感のあるケン・バンドの音楽がどうかな?と不安材料あれど、なんともセンス良く映像にシンクロしておりこれまた絶妙。

原作は最近は少し形態を変えつつある土田英生率いる劇団MONOの舞台。
確かに舞台劇らしい閉ざされた環境での展開なれど、それぞれのキャラクターの背景が見える脚本になっているあたりも大谷作品との相性がよかったのではないか。

全般としてやはりこういう日本映画の存在は貴重だなと思った良作でございます。
なので評価★★★★★(4.8くらいですね。ほぼ満点かな。今年初の)

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