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zoom RSS 【映画】韓流シネマフェスティバル「コーストガード」

<<   作成日時 : 2005/04/16 23:58   >>

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4/16 韓流シネマフェスティバル2005「コーストガード」鑑賞@シネマスクエアとうきゅう。

今回は人間の本性を悲劇的世界観の中で痛烈に見せるキム・ギドク監督の2002年の未公開作品を鑑賞。
まず先に言わせてほしい。前回も書いたのだが一過性ブーム的なのりの中で見ている女性韓流ファンが私の席の周りにも多く、今回信じられないのが作品の中であきらかに痛烈なメッセージ性を持たせたシーンで笑っている観客がいた、私の周りの観客もしかり。
はっきり言っておきます。
あんたたちにはキム・ギドクの痛切なメッセージはまったく伝わらないし一生理解することはできないし言い方悪いけど何の深みも無いスター映画だけ見てきゃあきゃあ言っててほしいのでこの映画は見る必要ありません。
あー、言っちゃった。でもほんとこの映画で笑ってみるようなデリカシーの無いというか、人間の痛みが分からない人には一切一緒にこういう映画を見てほしくないなあと思います。
僕は韓流スターファンではなく、一映画ファンなので。
まあ人には価値観いろいろあるとは分かってますが、それだったらこの映画見る必要ないんじゃないかなと。。そう思うわけです。

といきなりまたもや本論以外のぐだぐだを書き連ねましたが、私がこう熱くなるくらいキム・ギドク監督らしい痛みの映画だったわけです。
南北軍事境界線の海岸を警備する軍兵士が北朝鮮スパイと間違え民間人を射殺してしまう事件を軸に、その射殺してしまった兵士(ブラザーフッドのチャン・ドンゴン)と事件の場に居合わせた女性そして軍の兵士たちの精神の行方を描く。
それぞれの苦悩の中に、悪意や闘争心や喪失の痛みや自虐的な痛みやいろんな思いが錯綜し伝染していく。
この世界にあるのは本能的な悪意である憎しみ。憎しみは伝染し悲劇は連なる。痛みしか感じないその世界の中で人は救われるのか?救いの道はあるのか?と問われる。痛い。

キム・ギドクの土着から洗練へ、目に見える痛みから精神的な痛みへ、と変革をしている作風の中では中間点に位置する作品と感じた。
「魚と寝る女」「受取人不明」などとも共通的に見れるミヨン役パク・チアの精神的に壊れた女性の描き方や、海岸として今回は取られる水などモチーフとしてもキム・ギドクらしい。
また海岸線での一人銃を振るシーンの「春夏秋冬そして春」での最終エピソードの氷上の修行僧の訓練シーンとの類似性や、ミヨンが海岸にそびえた木々の中で遊ぶシーンの「ソマリア」での主人公二人が公園で遊ぶシーンとの類似性なども見てとれた。
ただこの作品の中ではやはり肉体的な痛みも多く見てとれ、そういう点で中間に位置するかなとおもったわけです。

ラストも敢えて誰がやったのかを不明瞭にし、誰しもの心の中にある憎しみをあぶりだすあたりも深く考えさせらました。
ということで評価★★★★(4つくらいです。)

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韓流シネフェスB/「コースト・ガード」★★★
キム・キドク印にしては甘い 「コースト・ガード」★★★ チャン・ドンゴン主演 ...続きを見る
soramove
2005/05/12 07:31

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